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近年、日本の中古農業機械市場では「台数が少ないのに価格が高い」という現象が起きています。トラクターやコンバインなど、状態の良い中古機械がなかなか出てこず、出てきても価格が非常に高いという声を多く聞きます。では、なぜこのような状況になっているのでしょうか。
まず背景として、長い間、農家の収入は伸び悩み、新しい農業機械はあまり売れていませんでした。そのため、多くの農家が機械の更新を先送りにし、10年、20年と同じ機械を使い続けてきました。
しかし最近、米価の上昇などにより農家の経営状況が改善し、「今こそ機械を更新しよう」と考える人が一気に増えました。新しいトラクターやコンバインの需要が急増し、メーカーも注文に追いつかず、納期が長くなるケースも増えています。
ここで問題になるのが「下取り機」です。長年更新されていなかったため、下取りに出される機械の多くは年式が古く、使用時間も長く、状態があまり良くありません。こうした機械は国内の中古市場では再販売が難しく、商品として使える台数が非常に限られてしまいます。
一方で、すぐに使える状態の良い中古機械に対する需要は非常に高まっています。新車の納期を待てない農家や、コストを抑えたい農家が中古機械を探すため、良質な中古機には買い手が集中します。その結果、状態の良いトラクターやコンバインの価格は大きく上昇しています。
つまり現在の中古農機市場は、
・長年更新されなかったため、再販売できる中古機が少ない
・新車の需要増加と納期遅れで、中古への需要が集中している
・その結果、良質な中古機の価格が高騰している
という構造になっています。
今後しばらくは、この傾向が続く可能性があります。中古農機を探している方は、価格だけでなく機械の状態や整備状況をよく確認し、早めに情報収集することが重要になりそうです。
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