パワクロトラクター

パワクロトラクター - クボタ - 中古農機

「パワクロトラクターを安く買うには?」、「パワクロってホイールタイヤと何が違うの?」、「パワクロのメリットは?」といった疑問をお持ちの方も多いと思います。

この記事では、パワクロトラクターとはそもそも何なのか、その見分け方、メリット・デメリット、長期的にパワクロを安く使う方法、おすすめのクローラートラクター、そしてよくある質問について解説します。

トラクターのクローラーとは?

クローラーとは履帯 (キャタピラ) のことで、畑といったような不整地を走行する際に使用するベルトのことです。

トラクターの場合、タイヤで走行するタイプとクローラーで走行するタイプがあります。タイヤで走行するタイプは「ホイールタイヤ」、クローラーで走行するタイプは「パワークローラー」と呼ばれます。

クボタのパワクロトラクターとは?

パワークローラー (パワクロ) は、(株) クボタの登録商標で、セミクローラ、半履帯式、半装軌式とも呼ばれます。車体の前部にホイールタイヤ、後部に三角形のクローラを装着したクボタ独自のトラクタです。

パワクロ自体は色んなメーカーから出ており、イセキのものはセミクローラと呼ばれたりもしますが、この手のものはクボタの名称である「パワクロ」と呼ばれる場合が多いです。

クボタはもう20年以上パワクロトラクターを製造しています。とても丈夫なことから、その需要は増え続けています。

パワクロのモデルはホイールトラクターとほとんど同じです。ただし、パワクロにはオプションでゴムクローラを選択できます (モデルによって、幅がもっと狭いクローラも利用可能です)。

一方ホイールタイヤは、自動車などに使用されるようなごく一般的な丸型タイヤのことを指します。

型式にPCが付いていればパワクロトラクター

型式の最後を確認すると、そのトラクターがパワクロかどうかがわかります。「PC」が付いていればパワクロです。

たとえば、次のようなものがクボタパワクロトラクターです。

  • KL415PC
  • KL505PC
  • KL3450PC
  • KL28R-PC
  • KL34R-PC
     

型式にHが含まれるパワクロトラクターの場合は高速走行もできます。下記はその例です。

  • SL540HGS-PC
  • SL380HQGS-PC

トラクター: パワクロのメリットは?

パワクロのメリットは、大きく分けて4つあります。

クローラが土に優しい

クローラーはホイールタイヤと比べて土に対する接地面が広く、車重が地面に対して分散されます。そのため、土をあまり踏み固めずに済みます。

土を踏み固めずに済むと、作物の根が伸びやすく育ちやすい土壌となります。

排水性の良い土づくりを行いたい場合、作業中に牧草にダメージを与えたくない場合、パワクロがおすすめです。

けん引力が強く、走破性に優れる

接地面が広いため、地面に対して高いグリップ力と牽引力があります。

プラウやサブソイラなどの重負荷けん引作業が問題なく行えます。

あぜ塗り機や丘曳きプラウなどのオフセット作業機をけん引する場合でも、ハンドルを取られず楽に直進できます。

低接地圧であることから、ぬかるんだ圃場や雨後の圃場でも使用できます。

クボタ製品の場合、振動支店が駆動軸と異なる場所にあるため、クローラ全面がしっかり接地し、より強い牽引力を発揮します。

精度の高い作業が可能

横滑りやスリップがしにくい構造なので、傾斜地、軟弱地、急な坂道などでも安定して作業を行えます。

クボタのパワクロトラクターの場合、上記の通り独自の揺動支点により地面の凹凸に滑らかに接地するので、傾斜地やでこぼこ地でも上下の振動が少なく、作業機の姿勢を安定させて精度の高い作業ができます。

小回りがきく

前輪はホイールなので、ホイールトラクタと同じような感覚で運転が可能です。

ハイスピード (H) 仕様なら高速走行ができるので、圃場間の移動も効率良く行えます。

クボタのものの場合、上記で書いた通り地面に凹凸があっても滑らかに接地するので、走行時の振動が少なく乗り心地も快適です。

トラクターのパワクロのデメリットは?

パワクロのデメリットは、下記の2点です。

メンテナンスの手間がかかる

ぬかるんだ土壌で使用される場合が多いことから、どうしても汚れがつきやすく、それに伴いメンテナンスの手間がかかります。

良い状態で使用するには、約300時間使用するごとにメンテナンスが必要です。定期的に適切な形でメンテナンスを行っている場合、クローラーは最高2000時間程度使用できますが、そうでない場合は1000時間程度で使えなくなってしまいます。

ホイールトラクターと比べて値段が高い

パワクロの方が高性能なことから、ホイールトラクターより高価です。

ホイール型よりプラス10%ほど高い傾向にあります。

パワクロの定期メンテナンスでお得に長く使えるように

パワクロのクローラー部分の価格とその交換費用を心配される方も多いと思います。ただ実際のところ、定期的にメンテナンスや部品の交換を行えばそこまで費用はかからず、機械も長く使用することができます。

あんていでは、300時間ごとのメンテナンスを推奨しています。それにより、より長く使えるようになります。きちんとメンテナンスされていれば、2000時間以上使えることもあります。

一方、もしきちんとメンテナンスされておらず全面修理になった場合は、機械のサイズにもよりますが、70~100万程度かかってしまいますので、長期的にお得に使いたいなら定期的なメンテナンスは必須です。

また、あんていでパワクロトラクターをご購入される場合は割引が適用されることから、さらにお得です。

あんていの農機具機械はすべて販売前にメンテナンスを行っており、パワクロのクローラーも新品に交換しています。交換部品もクボタ純正のものを使用しているので、品質の面でもご安心いただけます。

パワクロのメンテナンスにおける注意点

下記は、メンテナンスにおける主な注意点です。

  • 転輪と遊輪に油漏れはないか?
  • 転輪と遊輪のグリスアップやオイル交換は適切に行われているか (場所はモデルによって異なります)?
  • クローラガイドは摩耗していないか?

あんていの整備士は、パワクロの点検や整備に関して豊富な経験があります。なので、もしご不明な点があれば気軽にお尋ねください。

パワクロに関するよくある質問

クローラー (キャタピラ) の交換時期は?

芯金部が摩耗してきたら交換するようにしてください。外側にまだ山があり、使用できるように見えることもありますが、内部の摩耗により突然切れたり外れたりすることがあるからです。

実際に切れたり使えなくなったりする前に前もって交換することをおすすめいたします。

また、きちんとメンテナンスすれば寿命を延ばすこともできますので、定期的なチェックを欠かさないようにしてください。

トラクターはホイールタイヤとクローラーのどっちが良い?

作業効率を考えるならクローラー式で、値段を考えるならホイール式を選びましょう。

クローラー式の方が馬力が強い他、土を踏み固めにくいので、作物に優しいです。

一方、ホイール式の場合はクローラー式より10%ほど安く、公道を走れるというメリットもあります。

中古トラクターって大丈夫?買う際に注意すべきことは?

しっかりした販売店で買えば、中古のクローラトラクターでもパワクロトラクターでも問題ありません。販売前にきちんとメンテナンスや交換を行っているところで買いましょう。

値段がすごく安くても質の悪い機械であった場合は、結局すぐに壊れたり調子が悪くなったりして修理等でかえってお金がかかってしまいます。

パワクロトラクターはどんな場所で使える?

ぬかるんだ土壌や、凹凸の激しい土壌で使用します。

パワクロはホイールタイヤ式より接地面が広いため、安定した走行が可能な上、牽引力も強いです。

また、精度が求められる作業にもおすすめです。

トラクターには何の免許が必要?トラクターは普通免許で乗れる?

一定以下のサイズの場合、普通免許で乗れます。詳しくはこちらの免許に関する記事をご覧ください。

何馬力のトラクターがおすすめ?

田んぼや畑のサイズによって必要な馬力は変わります。ただ、一般的には30~50馬力のものがよく使用されます。

馬力が強い方が作業効率が高く、幅の広い作業機も使用できますが、それに伴い車体が重くなります。とりわけ水田の場合、50馬力以上のトラクターを使用すると、機体が重すぎて土を踏み固めてしまうおそれがあります。

一方、馬力が弱いものは土を踏み固めてしまう心配はありませんが、ロータリーやハローの作業幅が短すぎて作業効率が悪くなってしまいます。

30~50馬力というのは、そうした理由からです。

ちなみに、上記ランキングでご紹介した機械は、どれも28~50馬力です。

「高いから」安心。あんていの中古パワクロトラクターの秘密

すべての機械で170か所以上をじっくり整備

あんていの農機具機械は、すべてメンテナンス・修理を行ってから販売しています。

パワクロトラクターの場合、注文から出荷まで1台あたり10日ほどお時間をいただいています。整備内容によってはこれ以上かかる場合もあります。

パワクロは足回りが重要なため、おおよそ170か所もの箇所の整備を行います。

整備後は安心してすぐにご使用いただけます。継続してメンテナンスを定期的に行うことで、良好な状態で使い続けることも可能です。

隠れコストなし。トータルで考えたらお買い得

一見安い中古農機具機械ですが、通常は追加で修理費用が70~100万円ほどかかってしまいます。

したがって、トータルで考えたらそこまで安くない、という場合が多いです。

くわえて、修理を頼む業者を探す手間や時間も余計にかかってしまうので、時間や時期が重要となる農業では、場合によっては大きなリスクがあります。

あんていの場合、他より中古農機具の価格は高めに設定してありますが、これは修理費用も含んだ値段ですので、こうした追加費用を意識する必要はありません。

機械を買った後に自分で修理を手配する必要もないので、時間的なコストも手間もありません。新品の機械のように、すぐにご使用いただけます。

10年以上にわたる経験と信頼

当社は、農機具機械を2010年から販売しています。今まで、リピーター客を含め500台以上のクローラートラクターを販売・修理してきました。

これほど長く続けられたのも、ひとえにお客様に満足していただけた結果だと自負しております。

農機具機械を扱うのが初めての方からプロの方まで、販売者としての長い経験から、お客様にとって最適な機械を選べるよう、常に全力でサポートしております。

おすすめのクローラートラクター

あんていでは、パワクロの人気モデルを取りそろえています。多くはクボタ製です。

取り扱いのあるもので、あんていの人気ランキングは以下の通りです。
 

  1. KL505PC
  2. KL415PC
  3. KL3450PC
  4. KL34R-PC
  5. KL28R-PC

当社は多くの在庫を抱えているため、お求めのトラクターをすぐにご用意できます。

まとめ

以上、パワクロトラクターとは何か、その見分け方、メリット・デメリット、メンテナンスの重要性、おすすめモデル、そしてよくある質問について解説しました。

パワクロを買う際の参考になれば幸いです。

弊社の整備士はよくパワクローの点検や整備を行っています。
パワクロのモデルはホイールトラクターとほとんど同じです。ただし、パワクロはゴムクローラのオプションがあります(モデルによって、もっと狭いクローラも利用可能です)
パワクロトラクターは新潟だけではなくて、福島、宮城、岩手、山形、秋田、千葉の農家様にも大人気です。
弊社のウェブサイトのカタログにてお客様は最適なトラクターをお選びできます。

最近、需要が増えて、パワクロトラクターも飛ぶように売れています。その為、春を待たずに気に入ったトラクターがあれば、ご予約ください。
株式会社あんていでは徹底的な整備が行われています。ぜひご連絡ください。