管理機

管理機 (耕運機) のすべてがわかる!選び方、使い方、おすすめのモデル

管理機 (耕運機) のすべてがわかる!選び方、使い方、おすすめのモデル

「管理機とは?管理機や耕運機の違いって?」、「管理機の使い方は?女性でも使いやすい?」、「初心者向けの管理機の選び方やおすすめは?」、「新品と中古どっちが良いの?」といった疑問をお持ちだと思います。

この記事では、管理機についてと耕運機との違い、管理機の使い方や選び方、おすすめの管理機を詳しく解説いたします。

管理機とは?

管理機とは?

 

管理機とは、畑でトラクターや耕運機で耕した後の土の管理・維持を行う機械のことです。

畑の畝立てや中耕、除草、マルチ作業など、さまざまな作業を行うことができます。

管理機と耕運機の違い

管理機と耕運機の違い

管理機と耕運機 (ミニ耕うん機) の違いは、3つあります。1つ目は、耕運機はアタッチメント付きで購入するのに対して、管理機はアタッチメントなしでも購入できます。2つ目は、取り付けられるアタッチメントの数です。耕運機に取り付けられるアタッチメントはそれほど多くありませんが、管理機は豊富なアタッチメントが取り付け可能です。3つ目は、ハンドルの向きを変えられるかどうかです。耕運機は後ろ側にしか取り付けられない一方で、管理機は前方にも取り付けられます。そのため、ロータリーの位置を自分と機械の間か、機械進行方向側に持ってくるかどうかを切り替えられます。

一般的に、管理機の方が耕運機より高価です。耕運機は、一般的に家庭菜園など個人で農業をされる方に最適な一方で、管理機は専業農家など、本格的に農業を行っている方におすすめです。

ちなみに、以前、耕運機は名前の通り主に「田畑を耕す時に使用する農機具」である一方で、管理機は「土の管理を行う農機具」という棲み分けがありました。また、耕運機は管理機と比べてサイズが小さいという違いもありました。しかし近年では、管理機と耕運機に大きな差はなくなっています。

管理機と耕運機の使い方とコツ

管理機と耕運機の使い方とコツ

管理機を使用する際は、状況によって注意する点がいくつか異なります。下記では、状況別の使用方法とコツをご紹介します。

耕運作業

耕運作業とは、土を掘り返して土の中に肥料や空気を取り込み、野菜が成長しやすい土壌をつくる作業です。

耕運作業のコツは、1回で完璧にしようとせず、同じところを数回繰り返し耕すことです。数回に分けておこなうことで、作業が楽になる他、より土を細かく、理想通りの深さまで耕すことができます。

畝立て

畝立て (うね立て) とは、耕運した土の株元を盛り上げ、畑に溝をつくる作業です。

手作業でこれを行うのは非常に大変ですが、管理機があれば楽になります。管理機で畝立てをおこなう場合、専用の作業機を取り付けるだけです (アタッチメントなしで簡易的な畝立てができる製品もあります)。

アタッチメントさえあれば、手軽に行うことができます。

中耕作業

中耕作業とは、成長途中の植物の株元の土をそのままにして、畝の間の土を耕す作業のことです。

中耕作業では通常の耕運作業よりも狭い範囲を耕すことにります。そのため、車輪などのアタッチメントを取り換える必要があります。また、育てている植物を傷つけないように注意する必要があります。

管理機を使用する際の注意点

管理機を使用する際の注意点

管理機を使用中の事故が多く報告されています。中には、骨折や大量出血等、大けがにつながっているものもあります。

下記では、管理機による事故を防ぐための注意点を説明します。

バック中の転倒・後方の障害物に衝突しないようにする

使用中に最も多いトラブルがバック中の転倒や後方にある障害物との衝突です。

バック中というのは、進行方向に何があるのか気がつきにくく、段差や石などにつまずき転倒しやすいものです。また、場合によっては機械の刃に巻き込まれて大量出血や骨折のような大けがを負ってしまうこともあります。

こうしたトラブルを防ぐには、まず極力バックをしないことを心がけてください。機械の方向を反対にして、常に直進で作業できるかどうかを検討してください。どうしてもバックせざるをえないときは、バックする前に後方に何があるのかを確認するようにしましょう。

ダッキング

ダッシングとは、固い土などを耕耘しているときに、機械が前方に急に押し出されてしまう現象のことです。

ダッキングが発生した際、あわてて力ずくで機械を止めようとして足を滑らし、ケガをしてしまう可能性があります (刃が足を貫通した痛ましい事故も発生しています)。

この対策としては、シンプルにクラッチを外して手を離してください。決して力で何とかしようとはしないでください。

キックバック

キックバックとは、固い土に当たって機械が急に後方に跳ね返り、足が巻き込まれたり、機械とぶつかってしまったりする現象です。

キックバックを防ぐには、耕耘する際に最初は回転数や走行速度を抑えるようにします。通常の土の場合はしっかり回転数を上げてから使用しますが、固い土の場合はゆっくり上げるようにしてください。

管理機を選ぶコツ

ロータリーの位置

ロータリーとは、爪を回転させて畑を耕運する部分のことです。これの位置は、下記の3種類あります。

車軸ロータリータイプ

車軸にロータリーが直結されているタイプです。

メリットは、コンパクトで小回りが利くので取り回しやすく収納もしやすいことと、価格が安いことです。デメリットはタイヤがないことです。ロータリーが車輪なので動きがぎこちなくなります。ただ、後ろに移動用のタイヤが付いているものもあります。畑まで距離がある場合は、このような移動用のタイヤが付いているものを選ぶと良いでしょう。

力がない方や女性にもおすすめです。

フロントロータリータイプ

前にロータリーが付いているタイプです。

メリットは、足が巻き込まれる危険性が少ないことと、畑の隅まで耕すことができることです。デメリットは、エンジン部の重さがロータリーに伝わりにくく、食い込みがリアロータリータイプに比べると少し弱くなることです。しかし、その分ロータリー部を軽く持ち上げられるので、方向転回や旋回は楽です。

価格は、後述のリアロータリータイプより若干高めです。

リアロータリータイプ

後ろにロータリーを配置しているタイプです。最も一般的に使用されています。

メリットは、車輪が先にありロータリーを引っ張る仕組みのため、直進しやすいことです。また、エンジン部の重量がロータリーにかかるため食い込みが良く、深く安定的に耕せます。デメリットは、ロータリーの位置が操縦者の足元に近く、足が巻き込まれやすいことです。メーカーもいろいろな安全対策を施しており安全性は向上していますが、バックでの耕運は極力行わないなどの対策は必要です。

畑の大きさ

畑の大きさにより、適切な管理機は変わってきます。

基本的に、大きな畑になればなるほどよりパワーのある管理機が必要となります。また、パワーが大きいほど「耕幅 (耕せる幅)」も大きくなります。厳密に言えば土の質によっても選び方は変わりますが、目安は以下の通りです。

  • 30坪 (100平方メートル) 以内: 2-3馬力
  • 30-100坪 (330平方メートル): 3-4馬力
  • 100坪以上: 4-6馬力

作業用途

管理機は、畝立器やローターといったような様々なアタッチメントを取り付けることで土に関する多くのことを行えます。しかし、製品によってできることが限られる場合もあるので、使用用途を決めてから選ぶようにする必要があります。

畝立て

作業機には「丸畝用」「平畝用」「台形畝用」といったバリエーションがあります。作物によってどれが良いのか変わってくるので、購入前に調べる必要があります。アタッチメントとして取り付ける場合、畝立器や培土器を使用します。

中耕・培土

中耕と培土は、たいていの管理機で可能です。ただし、低馬力のモデルではできない場合があるので注意してください。アタッチメントとして取り付ける場合、畝立器や培土器を使用します。

除草

除草をするには、ロータリー部をスパイラルローターに変える必要があります。機種によってはこれに変えられないものもあるので注意が必要です。

マルチ張り

マルチ張りをするには、マルチャーを取り付ける必要があります。低価格帯のものは取り付けられないことがあるので、注意してください。

動力

主にガソリンエンジン式とガスボンベ式があります。

違いは下記の通りです。

ガソリンエンジン式

ガソリンエンジンを搭載したタイプです。

携行用タンクには、安全であると証明された「携行缶」を使用する必要があります。その危険性から規制が強まっており、購入には氏名や住所が必要です。

パワーがあるので、大きな田畑を持っている方におすすめです。

ガスボンベ式

卓上式カセットコンロなどで使うガスボンベを使うタイプです。

ガスボンベはホームセンターなどで販売しているので、ガソリンに比べて簡単に購入できます。燃費はガソリンより高くなります。

小規模な田畑や家庭菜園レベルの方におすすめです。規模が小さい場合、燃費の悪さもそれほど気にする必要はありません。

管理機は新品がおすすめ

管理機は新品がおすすめ

管理機を購入する際は、新品と中古のどちらが良いのか悩む方もいると思いますが、一般的には新品がおすすめです。理由は、3つあります。

1つ目は、最新の機械なので性能が高い場合が多いことです。そのため、作業効率も高くなります。2つ目は、故障頻度が少ないため、使用にまつわるトラブルを極力減らすことができます。とりわけ初心者の場合、どこにどんなトラブルがあるのかを判別するのが難しいことが多いため、その対応に追われる手間や時間を考えると、なおさら新品が良いでしょう。3つ目は、メーカー保証があることです。多くの場合、1年間の保証があります。2つ目の理由に関連して、トラブルや故障が発生した際にメーカーに無償で対応してもらえるのは大きな安心につながります。

おすすめの管理機 (ミニ耕うん機)

おすすめの管理機 (ミニ耕うん機)

Mitsubishi MFR30A

  • 仕様
    3馬力、ガソリンエンジン式
  • 特徴
    • 趣味の方におすすめ (家庭菜園や小規模でされている方)
    • 初心者や女性、年配の方に最適
    • 比較的安価な割に本格的でパワーがある
    • コンパクトに収納できる。車のトランクに簡単に乗せることも可能
    • 軽い力でエンジンのスタートが可能
    • 操作もワンタッチで簡単
    • 多くのアタッチメントを取り付けできるので万能

Mitsubishi 300A

  • 仕様
    3馬力、ガソリンエンジン式
  • 特徴
    • 趣味の方におすすめ (家庭菜園や小規模でされている方)
    • エンジンスタート、ストップが楽
    • デッドマンクラッチ付きで安全
    • 小回りがきく
    • 耕耘幅は500mmと本格的
    • 正逆転ロータリーを標準装備しており、固い土の耕耘や深い耕耘が可能
    • 移動が楽

Mitsubishi MMR600AUN

  • 仕様
    6馬力、ガソリンエンジン式
  • 特徴
    • パワフルで本格的な耕耘が可能
    • 耕耘幅は550mmと広く、効率的な耕耘が可能
    • 培土器なしで簡易的な畝立てが可能
    • サイズは大きいものの、軽い力で移動できるので女性にも最適
    • 豊富なアタッチメント

まとめ

以上、管理機について、その耕運機との違い、使い方、注意点、管理機の選び方、おすすめの管理機をご紹介しました。

多用途なので、管理機を使えば田畑での作業が効率化できることは間違いありません。サイズもコンパクトで軽いものが多いので、女性に扱いやすいものもたくさんあります。

購入される際の参考になれば幸いです。