新型 二プロウィングハローWRZ10シリーズ 30~60馬力

松山株式会社、新型ウィングハロー「WRZ10シリーズ」を発表

2024年11月、松山株式会社は新型ウィングハロー「WRZ10シリーズ」を発売しました。このシリーズは、30〜60馬力のトラクターに対応し、代かき作業の効率化と仕上がりの品質向上を目指した新設計の作業機です。WRZ10シリーズは、5種類のモデルが揃い、作業幅は3.2mから4.2mまで対応可能です。

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代かき作業の効率化と均一性向上

WRZ10シリーズは、代かき作業における効率化と仕上がりの均一性を追求した設計が特徴です。特に注目すべきは、即時に切り替え可能なソイルプレッシャー（均平板加圧）の採用です。この機能は、さまざまな圃場条件に応じて瞬時に調整でき、作業の柔軟性と精度を大幅に向上させます。

3.2mおよび3.4mのモデルは手動で切り替えが可能で、3.6m以上のモデルは電動で切り替えができます。これにより、ユーザーは圃場に応じた最適な設定を簡単に行うことができます。

ソイルプレッシャーの主な機能と特徴

WRZ10シリーズのソイルプレッシャー（均平板加圧）は、代かき作業を効率化し、作業後の仕上がりを均一に保つための重要な機能です。以下にその主な特徴と機能を説明します：

1. 即時切り替え：
   作業中にリモコン操作でソイルプレッシャーをON/OFF切り替えられ、圃場の状態に応じて即座に対応できます。
   
2. 圃場条件に応じた使い分け：
   - 加圧OFF：良好な土質や横吐きを抑え、田面に水を乗せたい場合。
   - 加圧ON：草や雑物が多い圃場や砕土が悪い土質の場合に効果的。
   
3. 安定した加圧性能：
   ガススプリングを採用しており、耕深が浅い作業から深い作業まで、安定した加圧性能を提供します。

4. 性能向上：
   - 砕土性と埋め込み性能が向上し、雑物をスムーズに土中に流し込むことができます。
   - 水の左右への吐き出しを抑制し、均一な仕上がりが可能になります。

5. 均平板形状の改良：
   均平板後方の水抜けが改善され、雑物や土の横吐きが軽減されました。これにより、通過後の田面に水が乗りやすくなり、仕上がりがきれいになります。

6. 操作方法：
   - WRZ3610N、WRZ3910N、WRZ4210Nモデルには電動加圧（SOIL PRESSURE）が標準装備。
   - WRZ3210N、WRZ3410Nモデルには手動加圧が搭載されています（WRZ3410Nはオプションで電動加圧に変更可能）。

高機能リモコンとスマート機能

WRZ10シリーズは、作業の効率化と利便性をさらに向上させるために、直感的に操作できるユニフィットリモコン（無線）を採用しています。リモコンにはカラー液晶画面が搭載され、作業機の状態を一目で確認できます。さらに、携帯端末用アプリ「Niplo Vision」を利用することで、作業状態を視覚的にモニタリングでき、作業状況の管理が一層便利になっています。

 主な仕様と利点

- 作業幅：3.2m、3.4m、3.6m、3.9m、4.2mの5種類
- ソイルプレッシャー（均平板加圧）：走行中にリモコン操作で微調整可能
- 新型ソイルスライダー：形状と配置を見直し、土や水の流れを改善
- ユニフィットリモコン：無線式で直感的な操作が可能、カラー液晶画面付き
- Niplo Visionアプリ対応：作業状態のモニタリングが視覚的に可能

 

結論

WRZ10シリーズは、代かき作業の効率化と仕上がりの品質向上を追求する農業機械で、特にトラクター30〜60馬力の範囲で非常に効果的に動作します。新型のソイルプレッシャー技術、改良された均平板設計、そして高機能なリモコンとアプリの対応により、作業効率が大幅に向上し、作業時間の短縮と高性能な作業が可能となります。